2020年11月22日日曜日

ナイキの厚底シューズを3.5ランナーが履いたら?

私は去年までずっとadidas ジャパンブーストやNB HANZOを履いていました。 去年の2019年11月の福知山ではペラペラ薄底のNB HANZOで3時間22分だったので、それを勝負シューズにしようと思っていました。 が、福知山の時に出店されていたStepで買ったナイキのズームフライ3を履いてみたところ… え、めっちゃばねを感じる…。 ということで2020年1月の大阪ハーフの本番で履いたところ1時間32分、と前年より3分ハーフでタイムが縮みました。 こんな重いと言われているズームフライ3でハーフ3分もタイムを縮められるなら ナイキ ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%ならどれだけタイムが伸びるのかな? と思い出し、ネットや店頭で探せど、探せど品切れで、仕方なく東京マラソンのためにナイキ ズーム ヴェイパーフライ4% FLYKNIT を買いました。 その少しあとで東京マラソンがコロナで中止、と…。 その少しあと、友達からナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト%がナイキのサイトで購入できると 教えて貰い、コロナで軒並み大会は中止だけれど、買っておこう、と思ってナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト%を買いました。 が、それを聞いた他の友達が、私のようなかかと着地のランナーはナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト%は履きこなせないから 売った方がいい、絶対。 と。 どうしよう、でももし大会が開催されるようになったとき、今回みたいに毎日ネットをチェックしても靴が買えない状況になったら…。 と思うと売れなくて、履くこともできないナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト%を手元に持っていました。 その半年ぐらいあとにナイキのサイトでナイキ ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%も購入でき、今私の手元には以下の3足がそろっています。 ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト% ナイキ ズームX ヴェイパーフライ ネクスト% ナイキ ズーム ヴェイパーフライ4% FLYKNIT 私のような3.5したばっかりのランナーが履いた時にどう感じるか、のレビューはあまりないようなのでメモしておきます。 1)ナイキ ズーム ヴェイパーフライ4% FLYKNIT 最初に上記3足のうち、このシューズを履きました。 ニット素材が外反母趾の私の足でも負担がかからなくて、なんだかいい!しかもそれまで出なかったタイムでも走れた。 なんかすごくいいかも! ※その後、2)と3)をはいてから思うのは、2)と3)は全然違う!はいたときから違う!走りやすさのレベルが違います。 2)ナイキ ズームX ヴェイパーフライ ネクスト% 12キロのペース走をしてみました。 走ってすぐ、「え、なにこれ。めっちゃばねを感じる。ズームフライ3どころじゃない。なにこれ、こんなの履くのってずるいんじゃ」 そう思ってしまうくらい走りやすかったし前に足が出てスピードが出ました。 12キロの平均ラップは4分17. 一人で走ってしかも一日立ち仕事をした疲れた金曜の夜20時でこのタイム。 今まで出したことのないタイムでした。 あまりにも走りやすくて感動を超えて、本当にずるなんじゃないか、と言いたくなるくらい、走りやすかったです。 ※あまりに走りやすかったので、次の週末30km走をこのシューズでしました。 30kmだから4分40ぐらいで走りましたが…。 20kmぐらいまではらくらく走れていましたが、20kmを超えたあたりからめちゃくちゃしんどくなって… 一時キロ5まで落ちて…。 4分40ではこのシューズのばねは何一つ感じることができませんでした。 このシューズは4分20は切らないと活かせないのかも…。 3)ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト% 一緒に走っている友達(20kmを1キロ4分15くらいで走れるランナー)がこのシューズでベストを出しまくっていて。 私も履いてみました。 まずは4分45から。1キロごとに10秒上げていきましたが…。 4分15まで上げてもしんどくない。 通常、私は走り始めの4キロはしんどくて、その後はしんどさがなくなってくる感じになることが多いのですが、 この時も最初の4キロは足ではなく体自体が重くて、5キロ以降は 「このシューズ、めっちゃ走れる!」 と。 2)よりもばねがあるかも? 最後は4分一けたまで上げてもしんどくなくて。 もっと上げてみたかったけど、一緒に練習しているランナーが 「初めて履いた時、1週間ダメージが残ったから、あまり上げない方がいい。」 と教えてくれたので、今回はそれ以上上げず。 次の日は軽い筋肉痛になりました^^; 1日おいて、次はアルファで20キロ走、してみました。 筋肉痛が残っているからおそるおそるまずは4分40から入って、4分35でキープ、4分30ぐらいでも全然しんどくない。 友達と一緒に走っていたので4分35あたりで保って走って。この調子なら25キロ走ろうかな、と思っていたらトイレに行きたくなって、 足はまだまだ残っていたけれど、20kmでトイレに駆け込んだので今回は20kmの平均4分34で終了。 どこまでもっとスピード出せたか試したかったな。 多分もっと速く走れたと思うのに。 2)で走った時、20km時点で既にしんどかったけど、アルファだと全然しんどくなかった。 私、アルファの方が合うかもしれない。 ちなみにアルファで走ったあと、ダウンジョグでズームフライ3を履くと、いつもならズームフライ3でも十分ばねを感じていたはずが 何一つばねを感じなくてめちゃくちゃ靴が重く感じました。 ちなみに友達はアルファを履いたあと、2)を履いてもばねを全然感じれなかった。それぐらいアルファの方がばねがある。 と言っていました。 【個人的な感想】 3.5あたりのかかと着地の女子ランナーであっても2)や3)の恩恵は十分に得ることができる。 です。 【追記】 大阪ロード30にアルファフライネクスト%で出ました。 正直、20kmまでしかアルファフライネクスト%で練習しなかったので、周りには 「もたいないよ、ヴェイパーフライ ネクスト%で出た方が良い。」 と言われたのですが、たまたまかもしれませんが、私はヴェイパーフライ ネクスト%で大阪ロード30の3週間前にやった30km走の大撃沈(20kmからしんどくて地獄のようでキロ5まで落ちました。でもラップは平均4分43だったので今まで練習の30km走で一度も出したことの無いタイムでした。そのことを考えるとヴェイパーフライ ネクスト%はとてもいい靴だと思います。)の記憶があり、アルファフライネクスト%では20km走はめちゃめちゃ楽だったので、アルファフライネクスト%で出ることにしました。 結果は8kmあたりから少ししんどくなり、「あれ、この前は20km楽だったのに」と思いましたが、あとで見返すと20km走の時は4分33あたりから入ってずっとそれぐらいで最後の5kmであげる形をとっていました。でも今回は4分23などなど4分30を切るラップをちょいちょい刻んでいたので、当然といえば当然なのかもしれません。 そして8kmからちょっとしんどかったものの直前の軽い肉離れがひどくなる怖さもあり、アルファのバネをまったく使わない走りをしました。 それでもこの靴は足が持ちます。 最後の10kmはそれまでの0-20kmより2分程度あげて走れました。 最後の10kmでこんなにあげて走れるとは思いもしませんでした。 それぐらいこの靴は3.5あたりのかかと着地の女子ランナーでも恩恵を受けることができるシューズなのだと感じました。